活動報告

第6回東日本応援団

8月26日(金)~28日(日)「第6回東日本応援団」が行われました。震災直後の平成23年から始まったこの応援団も今回で6回目。今回は「原点回帰~そしてこれから」をテーマとして、復興途中の東日本エリアを視察し、災害への危機意識を再確認するとともに、”地域再生を目指す現状とその課題”を現地に赴き学び、私共の地域への教訓として持ち帰ることを目的としました。

■ 第1日目(8月26日)大船渡市

大船渡駅周辺地区にて「復興状況聴取会第2部」を開催し、浜松市から派遣職員として出張されている大船渡市災害復興局市街地整備課の技監・前田英和様、技師・川合翔司様より、大船渡市の復興状況についてのお話を伺い、大船渡市の復興の進捗状況、そして復興する過程での問題点などを確認することが出来ました。

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その後、大船渡魚市場にて大船渡YEGの鎌田水産社長、鎌田仁様に講話していただきました。被災直後からの会社の復興経緯、お客様や協力会社に対して「7月から再開する」と宣言された決意、地域復興を願う行動や数々の実績をお聞きしました。大変参考になりました。ありがとうございました。

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夜には、大船渡YEGの皆様との交流会をプレハブ横丁にある「KAIZAN」にて行い、鎌田水産様の初水揚げの秋刀魚の炭火焼きなど、大船渡の皆様によるおもてなしを頂くとともに6年目の交流をさせていただくことができました。大船渡YEGの皆様、本当にありがとうございました。

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■ 第2日目(8月27日)
2日目は大船渡から南下。陸前高田市~気仙沼市~南三陸町を経由して仙台市に向かいました。

陸前高田市では、道の駅高田松原にて語り部さんのお話を伺いながら奇跡の一本松などを視察。気仙沼市では第18共徳丸も完全に撤去され復興のスピードを目の当たりにしました。南三陸町で防災庁舎跡を視察。嵩上の高さに驚愕しました。ホテル観洋にて昼食をいただいた後、仙台市に到着。仙台荒浜地区での語り部視察ではリアス式海岸と平坦な海岸における津波被害の違い、避難に対する意識の持ち方、避難マニュアルの内容の重要性等、自分達にも降りかかる可能性が有る地震、津波に対する対策を教えてもらいました。また、第1回東日本応援団で訪れて以来、6年目にして再び、震災の約3週間前に全国大会が行われた「夢メッセみやぎ」を訪問できたことは感慨深いことでした。

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夜には仙台YEGの皆様との交流会を「すてーきはうす伊勢屋」にて行い、昨年度全体事業へのご参加の御礼をさせていただくとともに、仙台YEGの皆様からのおもてなしをいただく、6年目の交流をさせていただくことができました。

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■ 第3日目(8月28日)は、第6回にして初めて福島県富岡町を訪れました。

原発事故によって全町避難に直面させられた町民のさまざまな思いを、語り部さんを通じて聞くことが出来、同じく県内に原子力発電所を持つ静岡県民として、様々な事を考えさせられました。

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この3日間の視察で東日本大震災がもたらした被害からの復興がどの様に進んでいるのか、地域や人々の気持ちがどう進んでいるのかを参加者それぞれが実感し持ち帰る事が出来たことと思います。

ご多忙の中私たちを迎えていただき、またご対応いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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